横浜・妙蓮寺のタイ料理屋「タイサラ」さんで、モロッコ人の先生に教わるモロッコ料理教室に参加してきました。
あいにくの雨でしたが、少人数で家庭的な雰囲気の楽しい料理教室でした。
モロッコの家庭料理は、本当においしくて大好きです。
今日つくったのは「イワシのタジン」と「ハリラスープ」です。
タジンはとんがり帽子の「タジン鍋」で有名ですが、レモンやハーブ、スパイスでお肉や魚介を煮込む料理です。タジン鍋がなくても、オーブンで焼けばよいのだそうです。
イワシにスパイスとごはんをはさんでオーブンで焼きました。
このスパイス(たれ的なもの)をつくるのがちょっと大変なんだけど、ていねいに作ると深みがある味になってとてもおいしい。
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パプリカ、ピーマンの表面を焦がして表面の皮をむいてみじん切りにしたものを使います
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モロッコ料理の味の決め手
コリアンダー(パクチー)とレモン、クミンの組み合わせはモロッコの香り・・・!
辛いだけ、甘いだけ、すっぱいだけじゃない、深みのある味がモロッコ料理の魅力です。
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クミン、コリアンダーパウダー、コショウなどスパイスたくさん
モロッコは海に面している街も多いので、内陸の人たちも結構魚介を食べるのだそうです。
そういえば、メルズーガ砂漠でラクダに乗ってノマドの人たちの家に行ったときも、土漠のど真ん中なのに、貝や魚の入ったタジンをごちそうしていただいたなあ〜
ハリラスープは、お肉と野菜、スパイスがたくさん入ったとてもやさしい味のスープです。ラマダン(断食月)に、日が沈んでから食べるとよいのだそうです(胃がやすまる)。私もモロッコで体調不良になったとき、ハリラスープはとても身体に優しくおいしく感じられました。
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コリアンダー、パセリ、ひよこ豆がたくさん入っています
講師の先生はフェズ出身の方だったのですが、ハリラスープはモロッコの南部にいくほどとろみが強いのだそうです。とろみはジャガイモや小麦粉でつけるのだそうですが、今回は片栗粉を使っていました。
アクセントでレモンを入れたり、デーツをかじりながらスープを飲むのもおすすめだそうです。
モロッコやチュニジアで使われる辛み調味料ペーストで、ハリッサというものがあるのですが、それを加えても美味しくいただけます(ハリッサはあまり日本で売っていないんだけど、カルディなどで買えるらしい)。
そろそろ今年もラマダンが始まります。
断食は大変だけど、ハリラスープをたくさん食べられるのは少しうらやましい(^^;)
パセリやコリアンダーを細かく刻んだり、ニンニクやショウガをすりつぶすのは本当に大変なんだけど、丁寧につくったスープは本当においしいので、今度つくってみようかなあ〜
(スープストック東京がハリラスープをつくってくれないだろうか・・・!)