ゲストの皆様と記念写真

6月30日にアルアインで踊らせていただきました。
今回の構成は
◆オリエンタル(冒頭にベール使用)
◆フュージョン(ファンベール)
◆アラブポップス(アサヤを使用)
◆ドラムソロ
◆ディスコタイム(ジル使用)

でした。
また、お客様の中にお誕生日の方がいたので、ショーの後にサプライズで1曲踊りました。
喜んでもらえてよかった〜
仕事関係の方やエジプト旅行でご一緒させていただいた方のほか、ベリーダンス経験者の方、ベリーダンスをはじめて見る方、みなさん笑顔で楽しんでいただけて、本当に嬉しかったです。

素敵なレディたちと

今回のショーについて、ちょっとビジネス寄りな観点から振り返ってみます。

今回は「全体最適の追求」と「顧客満足度(CS)の向上」を意識してみました。具体的には「お店の方(クライアント)」にとってはアラブ文化に親しみを持つリピーターを創出し、「来店者(カスタマー)」には価格以上の価値を感じてもらえるようなパフォーマンスを提供しようということです。さらに来店者に対しては、いまトレンドになっている「コト消費(またはトキ消費)」を楽しみ「インスタ映え」するような瞬間を提供することを目標として設定しました。
来店する方(ターゲット)は普段あまりベリーダンスを見た事がないという方が多いと想定できましたので、コンテンツとしてはアラブ色の明確なものを中心に、ベリーダンスの面白さが伝わりやすい演目を用意しました。また、エジプト旅行(研修?)中にディスコタイムを盛り上げるためのコツをつかむことができたので、それを活用して、ベリーダンスの動きのエッセンスがわかるようなレクチャー(付加価値)を入れてみました。またショーの後には気軽に写真をとってもらえるようお声がけをさせていただきました。

結果的にはとても楽しんでもらえたようで一安心(厳密にはアンケート調査などをするといいのでしょうが^^;)。レストランショーはダンサーにとってプロモーションの場でもあるので、「また、このダンサーの踊りを見たい」と思ってもらえたらいいなあ。今後は持続可能なサービス提供のため(息切れしないで余裕をもって踊れるように)設備投資(音源を購入する・衣装の新調)と環境整備(身体のメンテナンスと筋トレ)、コンテンツの見直しと強化(より魅力的な振り付けをつくる・新たな小道具を使う)、PDCA(ショーごとに振り返りを行い、よりよいプログラムを構築する)を継続しようと思います。

・・・意外とわかりやすく整理できたな。

ベリーダンサーのブログって、ダンサーにしかわからない専門用語を使って同業者向けの情報共有的に書かれていることが多いんだけど(「ハフラのリハが終わって○○ちゃんとシーシャカフェでお茶。夕方からシャービーのWS」とか)、私はもっと一般化した言葉にして発信しないとブログ形式で書く意味がないし、多くの人にベリーダンスの面白さは伝わらないと思っているので、ちょっとお試しでビジネス的な観点から書いてみました。

ただ、これはふざけて書いているわけではなく、実際に日本のベリーダンス人口はすでに減少傾向で、習い事としてもエンタテイメントとしても様々なダンスと競合をしなければならない状況になっています。自分が会社員として働きつつベリーダンスの有料サービスを利用していると、これはビジネスの形としてはどうなんだろう?と疑問に思うことも多い。ベリーダンスの競争力を高めていくには、個々のダンサー(もしくはスタジオ)だけが良ければいいというタコ壷的な考え(部分最適)ではだめで、ベリーダンスに何が求められているのか、それをしっかり提供できているのかビジネス視点で考えることも必要なんじゃないかな。
組織的に、クライアント(お店、ショーの依頼主)や生徒のニーズを調査するとか、やめた人はなぜやめてしまったのかを分析するとか、「なかなか始める勇気がでない」という人のニーズを掘り起こすとかして生き残り戦略を考えるべきなのではないか。また、ベリーダンスを楽しむ人たちの裾野をひろげるには昔ながらの「踊りのお稽古」(師匠は「見て覚えさせる」生徒は「何があっても師匠についていき、習わせていただく」)的なやり方は限界じゃないかな?と思っています。

ダンスを専業でやっているプロの方にとっても、顧客を囲い込むより、間口を広くしてベリーダンスを楽しむ人数の母数を増やした方が、(長期的にも)収益アップになると思うんだけどな〜